スマートプラグ活用でヒートショック対策を約5千円で実現する方法

2020年2月10日

「冬場、入浴やシャワーを浴びたあと浴室から出て脱衣所に戻ったら、

 寒さのあまり急に体がガタガタ震えだした」

そんな経験、みなさんは無いでしょうか?

何を隠そう、私は昨年の冬にこの症状に見舞われました。

 

これはヒートショックと呼ばれる現象で、温度差による血圧変動が原因で起こり、

最悪の場合は死亡することもあるそうです。

 

温度差で起きるのならば、寒い脱衣所を暖めれば防止できるということ。

すぐに思いつく対策としては脱衣所にヒーター(暖房)を付けることでしょうか?

 

でもヒーターを新しく付けるとなると、それなりにコストがかかりそうですし、

仮に脱衣所にヒーターを付けたとしても

わざわざ脱衣所まで行きヒーターをONにして、暖まるまで待つのは面倒ですよね。

かと言って、タイマー付きのヒーターは1万円を超えるものが大半でちょっと高い…。

 

そこで今回は、スマートプラグを活用してヒーターを自動スケジュール運用することで

約5,000円というリーズナブルな金額でヒートショック対策を実現した

私の事例を紹介したいと思います。

 

ヒートショック対策のために脱衣所のヒーターを自動スケジュール運用する方法

まずスマートプラグって何?

スマートプラグとは簡単に言えば、無線LANに接続できる機能をもつことで

スマートフォンやPCから遠隔で操作が可能になった電源プラグのことです。

今回はこのスマートプラグを活用してヒートショック対策を行います。

 

この方法の前提条件

ほとんどの家庭で満たしていると思いますが、この方法の前提条件は以下の通りです。

・iPhoneかAndroidスマートフォンを持っていること

・自宅内でWi-Fi(無線LAN)を使っていて脱衣所まで電波が届いていること

・脱衣所に電源コンセントが設備されていること

 

ヒートショック対策で新たに購入したもの

今回、ヒートショック対策のため私が新たに購入したものは以下の2点です。

・セラミックファンヒーター(アイリスオーヤマ・JCH-12DD3-W)

・スマートプラグ(TP-Link・HS105)

Amazonで口コミ評価が高く、値段もそこそこ安価なものを選定しました。

値段は2点合計で5,000円前後になるかと思います。

 

設置・設定手順

1.脱衣所の電源コンセントにスマートプラグを差し込む。

2.ファンヒーターを脱衣所に床置きし、電源ケーブルをスマートプラグに接続する。

3.ファンヒーターのスイッチを回し、通常モードの強運転にする。(この時点ではヒーターは動きません)

4.スマートフォンに「Kasa Smart」アプリをインストールして、スマートプラグを自宅内Wi-Fiに接続する。

5.アプリからスマートコンセントのON・OFFが出来るか確認する。

6.アプリからスケジュール設定を行う。スケジュール日時のみ自動でヒーターの電源がONになる。

 

スケジュール運用の設定例

例えば、平日の毎朝午前7時にシャワーを浴びる場合は、

「平日のみ午前6時40分~午前7時10分の間で電源ON」

とアプリに設定します。

 

この時間だけヒーターが自動でONになり、時間経過後(午前7時11分以降)は自動でOFFになる。

大元のコンセントの電源を管理するので、ヒーター本体のスイッチはずっとONのままで大丈夫。

 

小型のヒーターなので、自分の場合だと浴室が暖まるまで20分前後かかりますので

上記スケジュールとしています。

ご自身の環境にあわせてスケジュール設定をしてみてください。

 

この方法のメリット

・スマホと自宅用WiFiがあれば実現可能

・追加費用が5,000円前後のためそこそこ安価である(電気代は除く)

・床置きヒーターで工事不要なため賃貸物件でも実現可能

 

【疑問】そもそもハロゲンヒーターや遠赤外線ヒーター使えばいいのでは?

「ハロゲンヒーターや遠赤外線ヒーターはすぐ温まるから

 脱衣所に行った時に電源ONすればスケジュール運用なんてしなくてもいいのでは?」

もっともな考えだと思います。

実は自分も最初はそう考えまして、割と大きめの遠赤外線ヒーターを買ったんです。

確かにすぐ暖かくなって良いのですが、あくまでヒーターの正面部分しか暖かくなりませんでした。

 

体でいうと、太ももから腰あたりまでは温かいけど、足先や背中から上は寒いといった状態になり

脱衣所で震えるという状態はあまり変わらなかったため、体の表面だけ温めるのではなく、

ファンヒーターで脱衣所の空気全体を温める作戦に変更したという訳です。

遠赤外線ヒーターでも充分暖かいよ!という場合は遠赤外線単体での運用が一番楽ですね。

 

おわりに

以上が私が行ったヒートショック対策の事例になります。

短時間とはいえヒーターを付けっぱなしにするので電気代がちょっと勿体無い気もしますが、

ヒートショックで健康を損なう事がなくなるのであれば、安い金額かなと思います。

気に入りましたら是非試してみてください。

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Posted by hexenschuss