【原作読破者視点】2020年版アニメ「ダイの大冒険」第2話感想

2020年版のアニメ「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」の

第2話「ダイとレオナ姫」について、

原作読破者の視点での感想を紹介するページです。

 

**注意事項**

筆者は原作読破済みであるため、

感想には放送内容だけでなく、今後の展開についてもネタバレが大いに含まれます。

 

ネタバレしても構わないという、

人間

ドラゴン

魔族

そして竜の騎士の方のみ先にお進みください。

 

 

 

アニメ中の「魔法」という呼び方

アニメではメラやギラの呪文のことを「魔法」と呼称しています。

「ドラクエのアニメなら魔法じゃなくて呪文ダルォ!?」

という「魔法」という呼び方を気にした意見も目にします。

 

でもこれ、原作本が「魔法」って呼び方をしてるんですよね。

だからあくまで原作の内容を尊重した上での「魔法」呼称だと思われます。

原作でもその内「呪文」に呼び方が統一されていったと記憶していますので

長い目で見守っていきましょう。

 

パプニカのナイフ

魔法の才能が無いと落ち込んでいるダイに対して一振りのナイフを手渡すレオナ。

パプニカのナイフきたー!

ダイを象徴する武器の一つが登場ですね。

原作ではハドラー親衛騎団戦まで愛用した武器です。(正確には2本目ですが)

そしてバーン戦ではダイの手から再びレオナの元に戻る。今思うと感慨深いシーンですね。

 

兵士の槍では傷一つ付かなかった魔のサソリの装甲も簡単に切り裂くナイフ。

相変わらず初号機のプログレッシブナイフ並みの切れ味ですな。

ダイ 対 魔のサソリもよく動いて見ごたえのあるバトルシーンで良かったと思います。

 

ちなみにモブ兵士が魔のサソリにやられた際に普通に出血してましたね。

ダイの大冒険は頻繁に出血シーンがある作品ではないですが、

出血というのはキャラがどれくらいのダメージを負っているのか

表現するための重要な表現手法なので、今後も安易に規制はしないで欲しいですね。

 

キラーマシン登場

画策がバレて追い詰められたバロンとテムジンが奥の手、キラーマシンを起動。

原作では船の中から登場したキラーマシンですが、アニメでは魔法の筒から登場。

 

島のモンスター達も応戦しますが、キラーマシン相手では歯が立たず、

ブラスの火炎呪文、メラミもまるで効きません。

「やったか?(やってない)」

一級フラグ建築士並のセリフを言うブラスじいちゃん。

 

ところで、キラーマシンのカラーリングは旧作では黄色でしたので

それよりは遥かに良くなったと思いますが、

今作においても原作ゲームの青色準拠ではありませんでした。

アニメではキラーマシンの色は原作準拠にしてはいけない理由でもあるんですかね…。

 

竜の紋章発動

毒に冒されたレオナのピンチに「竜の紋章」の力を発動させるダイ。

思えば、ダイが紋章の力を発動させる時の大部分にはレオナが居ましたね。

 

紋章の力を使って閉じ込められた洞窟内から脱出するダイ。

原作では脱出する際に使用した呪文が「ライデイン」である事が

ブラスのセリフから分かるのですが、

アニメ版ではライデインに言及するセリフはありませんでした。

 

ライデインは勇者のみが使用できる呪文なので、

ダイが勇者としての力に目覚めた事を印象付けるよいシーンだと思うのですが

アニメ内では言及が無くて個人的には残念でした。

そういえば旧作アニメでもライデインの説明はカットされてるんですよねぇ…。

 

ダイ vs キラーマシン

竜の紋章の力を使ってキラーマシンに戦いを挑むダイ。

「バギクロス!」

バギムーチョとかいうクソダサ呪文に変わってなくて安心しました。

でもよく見るとキラーマシンと一緒に

ブラス(とモンスター達)も吹っ飛ばされてて草生えますよ。

 

真空系最強呪文であるバギクロスでも傷一つ付かないキラーマシンに対して

ナイフによる近接戦闘に切り替えるダイ。

ここのCGを存分に使ったバトルシーンは必見です。

妙な言い方ですが2次元のアニメ世界なのに戦闘シーンが立体的に視えるというか、

とにかくダイもキラーマシンもよく動く。

 

ダイは同じ箇所を集中的に攻撃することにより

キラーマシンの装甲に亀裂を開けることに成功します。

ここも原作通りの展開ですが、アニメでは同じ箇所に攻撃する様子が

しっかりと描写されていて好感が持てました。

 

「なんだ?あれは!?」

A.竜闘気(ドラゴニックオーラ)です。

 

再び紋章の力を発現し、キラーマシンに対して呪文を放つダイ。

「ベギラマ!」

装甲の亀裂からベギラマの閃熱が入り込み、

搭乗しているバロンがダメージ受けて遂にキラーマシンを倒すことに成功。

キラーマシンがベギラマを喰らうシーンも、

原作の構図を忠実に再現していて好感を持てました。

 

終盤のアニメオリジナルシーン

テムジン糾弾シーン

ダイに罪を被せようとたテムジンを、

ブラスのキアリーで毒から回復したレオナが糾弾するシーン。

原作には無いシーンですね。

「毒から回復するの早すぎじゃね?」って思いましたが

たぶんキアリーと一緒にホイミも使ったんだと脳内補完しました。

 

洗礼の儀式シーン

バロンとテムジンの問題を解決した後、

島でレオナが洗礼の儀式を受けるシーンが追加されています。

正確に言うと、原作にも洗礼を受けるシーンはあるのですが

1コマだけの描写だったので、アニメではより丁寧に描いているって事ですね。

 

アバンとポップの登場

魔王が復活して再び凶暴化したモンスターが街を襲うシーン。

その様子を航海中の船上から見つめる二人の人影。

ポップキター!

もちろんアバン先生も一緒です。

 

そして個人的に違和感を感じたシーン。

街で暴れているモンスターたちを倒すべきだと主張するポップにアバンは言うのでした。

「モンスターだけなら兵士たちでなんとかなるでしょう。

 我々は未来を目指します」

 

アバン先生はそんな事を言うキャラではありません。

原作でもモンスターが暴れている中、デルムリン島のダイに会いに来て修行をつけるわけですから

実質的には世界各地で襲われている街や村を放置していると言えるかもしれません。

しかし現実がそうだとしても、勇者アバンはそれを口に出す様な人ではないと思います。

原作でのカール王国女王フローラが持つアバンに対する人物観。

第2話でアバンとポップという超重要キャラをいち早く登場させたかったという

製作サイドの思惑もあったのかも知れません。

だとしても他にいくらでもやりようがあったと思いますし、

少なくともアバンにあの様なセリフをわざわざ言わせる必要性を全く感じません。

 

アバンにこんなセリフを言わせた後に、次週の第3話で

「みんなを置いて自分だけ逃げるなんで勇者のすることじゃない」

と主張するダイに対して

「その通り。いい事言いますね、君は」

と原作と通りのセリフを言うんですかね…。

 

個人的にはアバンのこのシーンについて許容し難いものがありました。

 

【おまけ】第2話で登場した呪文

ギラ

初級の閃熱系呪文。

対象に命中すると炎が発生するため火炎系呪文であるメラとの違いが分かりにくいが

原作本の中ではメラが火炎で攻撃するタイプの呪文であるのに対し、

ギラは閃光や閃熱といった「熱エネルギー」で攻撃するタイプの呪文であると

区別して説明されている。

 

ちなみにドラクエのゲーム内では呪文の強さで言うと

イオ >> ギラ

なのだが、ダイの大冒険ではギラはイオより格上として描かれている。

作者によるとギラはドラクエ1から登場している呪文である事へのリスペクトらしい。

 

アニメの中でも敵に向かって閃熱エネルギーが飛んだあと、

広範囲に渡って熱エネルギーが拡散する様子が描かれており

初級呪文ながら強力な呪文である様子が分かる。(魔のサソリには通用しなかったが)

 

イオ

初級の爆裂系呪文。

バロンがダイとレオナを地の穴へ落とす際に使用した。

 

だがCM明けのアイキャッチでは「イオラ爆裂系呪文」のテロップと共に

ドヤ顔のバロンが登場する。

だったら最初からイオじゃなくてイオラで良かったんじゃね?となり、

しちょうしゃは こんらんした!

 

ちなみに実際のゲームでは大抵の場合、最初に覚える敵全体攻撃呪文なので

序盤のうちはかなり重宝する。

 

メラ

本性を表したテムジン達を牽制するためにブラスが使用。

原作では謎のビリビリエネルギーでテムジン達を牽制している。

 

メラミ

中級の火炎系呪文。

実際のゲーム内では敵単体に80ポイントのダメージを与える。

ゲーム中盤で覚えることが多い呪文だが、

中盤では敵に対して80ポイントのダメージを与える手段がほとんど無いため

いきなり高ダメージを与える手段を得てテンションが上がるとともに中盤で重宝する呪文。

 

バギクロス

真空系最強呪文。

原作でもアニメでも腕を十字にクロスして放つところがカッコよくて厨二心をくすぐられる。

筆者は自宅でバギクロスのモーションをこっそり試したりしているが、

腕を振り下ろす時は十字に組んだ腕を開いた方が自然な体勢になって楽だと思っている。

バギ系呪文を極めているフェンブレンさんは腕を左右に開いている。

研鑽の末、筆者と同じ考えに至ったと思われる。

 

実際のゲームでは攻撃手段の乏しい僧侶を始めとした回復系キャラが使える

数少ない攻撃呪文として扱われる事が多い。

バギクロスは敵グループに80~120ポイントのダメージを与える。

個人的にバギ系はダメージの振り幅大きい(安定しない)代わりに

効く敵モンスターが多いという認識がある。

 

ベギラマ

中級の閃熱系呪文。

ゲーム第1作であるドラクエ1では勇者が操る最強の攻撃呪文であるため

歴史のある呪文であると共に、ある意味、勇者を象徴する呪文の一つと言える。

実際のゲーム中では敵グループに35ポイントのダメージを与えるので

覚えた当初は重宝するが、

敵グループなら「ヒャダルコでいいんじゃね?」となり

敵全体なら「イオラでいいんじゃね?」となり

不遇な扱いを受けているケースが多い。

 

【原作読破者視点】2020年版アニメ「ダイの大冒険」第3話感想

【原作読破者視点】2020年版アニメ「ダイの大冒険」第1話感想

 

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