ラズベリーパイ5にリモートデスクトップ接続すると画面が真っ黒になる問題の対処法

はじめに

Raspberry Pi 5 に xrdp を使用してリモートデスクトップ接続を行うと、画面が真っ黒になってしまうことがあります。

本記事では、その原因と具体的な解決方法を解説します。

この記事での検証環境

ハードウェア:Raspberry Pi 5 Model B Rev 1.0

OS:Raspberry Pi OS(Debian GNU/Linux 12 bookworm)

問題の原因

Raspberry Pi 5 のデフォルト設定では「オートログイン」が有効になっています。

そのため、同じユーザーでリモートデスクトップ接続をすると、セッションが競合し、

画面が真っ黒になってしまう現象が発生します。

アカウント認証後、リモートデスクトップ接続が開始されると画面が真っ黒になってしまう。

解決方法:オートログインの無効化

この問題を解決するには、オートログインを無効にする必要があります。

1. raspi-config の起動

まず、ターミナルを開いて raspi-config を実行します。

sudo raspi-config

2. 設定変更の手順

1「System Options」 を選択

2「Boot / Auto Login」 を選択

3「B3 Desktop」 を選択

4「Finish」で設定を完了

5 再起動してよいか問われるので「Yes」を選択して再起動

リモートデスクトップ接続の確認

再起動後、リモートデスクトップ接続を試してみてください。

  1. xrdp 経由で Raspberry Pi 5 に接続

  2. ログイン情報を入力

  3. 画面が正常に表示されることを確認

リモートデスクトップで画面が正常に表示されるようになった。

まとめ

Raspberry Pi 5 に xrdp でリモートデスクトップ接続を行う際、画面が真っ黒になる問題の原因は「オートログインが有効になっている」ことです。本記事で紹介した方法でオートログインを無効にすれば、問題なく接続できるようになります。ぜひ試してみてください!