スターレゾナンスとブループロトコルの違いを比較解説
2025年に日本版のリリースが決定した「BLUE PROTOCOL Star Resonance(スターレゾナンス)」。原作である「BLUE PROTOCOL(ブループロトコル)」の世界観を引き継ぎつつも、そのゲーム内容は大きく異なると話題です。スターレゾナンスとブループロトコルの違いについて、グラフィックや戦闘システム、クラスとロールの役割、装備やイマジンの育成方法、さらにはガチャなどの課金体系、ハウジングやギャザクラといった新コンテンツ、そしてチームの重要性まで、気になるポイントは多いでしょう。
この記事では、両作品を様々な角度から徹底比較し、スターレゾナンスがどのようなゲームに進化したのかを分かりやすく解説します。
- スタレゾとブルプロの根本的なシステムの違い
- 戦闘や育成などゲーム性の具体的な変化
- ハウジングなど新コンテンツの概要
- プレイスタイルに影響する課金周りの調整点
目次
スターレゾナンスとブループロトコルの違い【システム編】

- グラフィックの表現と開発エンジン
- クラスとロール制導入による変化
- ギミック重視になった戦闘システム
- 装備とイマジンの強化方法
グラフィックの表現と開発エンジン
スターレゾナンスとブループロトコルの間には、まずグラフィック表現の基盤となるゲームエンジンに大きな違いがあります。
ブループロトコルが「Unreal Engine」を採用し、高品質で美しいアニメ調のグラフィックを実現していたのに対し、スターレゾナンスは「Unity」で開発されていると言われています。この変更は、ゲームの見た目やプレイフィールに直接的な影響を与えています。
具体的には、ブループロトコルの方が背景の作り込みやテクスチャの質が高いと感じるユーザーが多いようです。一方で、スターレゾナンスはPC版に加えてスマートフォン版(iOS/Android)での展開も視野に入れているため、グラフィックの質を調整することで、より幅広いデバイスでの動作を可能にする軽量化が図られています。実際に、ブループロトコルでは処理が重くなる場面があったのに比べ、スターレゾナンスは比較的軽快に動作するとの報告があります。
キャラクリの進化
グラフィック全体の質は調整されていますが、キャラクタークリエイトの自由度はむしろ向上しています。髪型を前・後ろ・頭頂パーツで組み合わせられるようになったり、身長や胸囲だけでなく、腕の太さやヒップなども細かく調整可能になりました。ブループロトコルで実現できなかった、より個性的なアバター作成が楽しめる点は大きな魅力です。
このように、単純なグラフィックの優劣ではなく、ターゲットとするプラットフォームや快適性の違いが、この変更の背景にあると言えるでしょう。
クラスとロール制導入による変化

ゲームの根幹をなすクラスシステムにも、大きな変更が加えられました。ブループロトコルでは、パーティメンバーが自由にクラスを選び、状況に応じて柔軟に役割をこなすスタイルでした。しかし、スターレゾナンスでは、MMORPGで一般的な「ロール制」が明確に導入されています。
スターレゾナンスのパーティは、基本的に以下の5人構成が必須となります。
- タンク:1人
- ヒーラー:1人
- アタッカー(DPS):3人
このメンバーが揃わないとダンジョンなどのコンテンツを開始できないため、ブループロトコルのような自由なパーティ編成はできなくなりました。この変更により、各プレイヤーの役割がより重要になり、協力してコンテンツを攻略する達成感は増しています。例えば、ヒーラーは味方全体のHPを管理し、タンクは敵の攻撃を一手に引き受けるという、それぞれの専門性が求められます。
ロール制のデメリット:「タンク待ち」の発生
ロール制の導入は、協力プレイの楽しさを深める一方で、特定のロールが不足するという問題も生み出します。特に、責任が重いタンク役はプレイヤー人口が少なくなる傾向にあり、海外のテストプレイでは「タンク待ち」によってパーティがなかなか組めない状況が発生していたようです。気軽にコンテンツへ参加しにくくなる可能性がある点は注意が必要です。
また、ブルプロのクラスも再構築され、弓がDPS職になったり、杖に集敵スキルが追加されるなど、既存のイメージとは異なる役割を持つようになっています。クラスチェンジ自体は比較的容易に行えるため、状況に応じて様々なロールを体験することも可能です。
ギミック重視になった戦闘システム
戦闘システムは、両タイトルで最も思想が異なる部分かもしれません。ブループロトコルは、プレイヤー自身の操作スキルが重要となるアクション性の高い戦闘が特徴でした。
一方、スターレゾナンスは、敵の行動パターンを理解し、パーティで連携して特定のギミックを処理していく、いわゆる「ギミック攻略型」の戦闘に大きく舵を切っています。これは、人気MMORPGである「ファイナルファンタジー14」のレイドバトルなどをイメージすると分かりやすいでしょう。
例えば、高難易度コンテンツでは以下のようなギミックが登場します。
- ピザカット:地面に表示される扇状の範囲攻撃を避ける
- 線取り:特定のプレイヤーに付与されたデバフを他のメンバーが受け取りに行く
- ドーナッツ:ボス周辺と外周が攻撃範囲となり、中間の安全地帯へ移動する
これらのギミックを無視して力押しでクリアすることは不可能であり、事前に攻略法を予習したり、パーティメンバーとの意思疎通が不可欠です。アクションの爽快感よりも、パズルを解くような達成感を重視した設計と言えます。
ブルプロの誰でも気軽に楽しめる「大運動会」的なレイドが好きだったプレイヤーにとっては、この変更は少し戸惑うかもしれません。逆に、歯ごたえのある高難易度コンテンツを仲間と協力してクリアしたいプレイヤーにとっては、非常に魅力的なシステムと言えるでしょう。
装備とイマジンの強化方法
キャラクターの強さに直結する装備とイマジンのシステムも、根本から見直されています。
ブループロトコルでは、武器に「プラグ」を装着して性能をカスタマイズするのが特徴的でした。しかし、スターレゾナンスではプラグシステムが廃止され、より一般的なRPGに近い形式に変更されています。
スターレゾナンスの装備システム
装備箇所が細分化され、武器、兜、鎧、篭手、靴、イヤリング、ネックレス、指輪など、合計11箇所に装備品が存在します。これらの装備品はダンジョンでのドロップや、後述する生活スキルでの製作によって入手し、キャラクターを強化していきます。最強装備を揃えるには、かなりの時間と試行錯誤が必要になるでしょう。
バトルイマジンの変更点
バトルイマジン自体は続投しますが、その強化システムが大きく変わりました。特に注目すべきは、バトルイマジンの強化(限界突破)に課金アイテムが必要になるという点です。これは、いわゆる「Pay to Win(課金が強さに直結する)」要素であり、ブループロトコルが「Pay to Winにはしない」と公言していた方針とは大きく異なります。
強さに直結する課金要素
バトルイマジンの強化は、キャラクターの火力を大幅に向上させるため、高難易度コンテンツの攻略を目指す上では非常に重要になります。どこまでを無課金で楽しみ、どこから課金するのか、プレイヤー自身のプレイスタイルや目標に応じた判断が求められることになります。
無課金でもゲームを進めることは可能ですが、最前線で活躍したい場合は、ある程度の課金が必要になる可能性があることを念頭に置いておく必要があります。
スターレゾナンスとブループロトコルの違い【コンテンツ編】

- ハウジングやギャザクラの生活要素
- チームの重要性と所属メリット
- 天井ありのガチャと課金要素
- 総評:スターレゾナンスとブループロトコルの違い
ハウジングやギャザクラの生活要素
スターレゾナンスでは、ブループロトコルには無かった、あるいは限定的だった生活系コンテンツが大幅に拡充されています。これは、戦闘以外の楽しみ方を求めるプレイヤーにとって最大の魅力となるかもしれません。
待望のハウジング実装
特に多くのプレイヤーが待ち望んでいた「ハウジング」が、リリース初期から実装されます。ストーリーを進めることで誰でも自分の家を持つことができ、土地の売買といった複雑な手順は不要です。後述するギャザクラ(生活スキル)で家具や調度品を製作し、自分だけの空間を自由にコーディネートできます。
ギャザクラ(生活スキル)の導入
ハウジングと密接に関わるのが、採取や製作といった「ギャザクラ(ギャザラー&クラフター)」要素です。フィールドで素材を採取し、それを使って装備や家具、消費アイテムなどを作ることができます。ブループロトコルで好評だった釣りも、竿や餌の種類が増え、より奥深いコンテンツとして拡張されています。
製作したアイテムは、プレイヤー間で売買できるマーケットに出品することも可能です。これにより、戦闘をせずとも金策ができるようになり、プレイスタイルの幅が大きく広がります。
ただし、これらの生活系コンテンツには「スタミナ」というパラメータが存在します。採取や製作を行うとスタミナを消費し、無くなると行動できなくなります。スタミナは時間で回復しますが、回復を早めるための課金アイテムも用意されているため、ここにもマネタイズの仕組みが組み込まれています。
チームの重要性と所属メリット
コミュニティ機能である「チーム(一般的なMMORPGのギルドやクランに相当)」の役割が、ブループロトコルとは比較にならないほど重要になっています。
ブループロトコルでのチームは、主にチャットや緩やかな交流が中心の機能でした。しかし、スターレゾナンスでは、チームに所属することがキャラクターの強化や効率的なゲームプレイにほぼ必須と言えるほどの大きなメリットをもたらします。
具体的には、以下のような恩恵があります。
- チームタスク:貢献度に応じて報酬やレアアイテムが手に入る
- 追加報酬:チームでコンテンツをクリアすると報酬が増加する
- チームショップ:所属メンバーのみが利用できる特別なショップ
- チームバフ:攻撃力アップなど、常時恩恵を受けられる強化効果
- 専用ルーム:一定人数が集まると、チーム専用の拠点(ギルドハウス)が利用可能になる
特に、強力なチームバフの恩恵は絶大で、所属しているか否かでキャラクターの強さに大きな差が生まれます。この仕様は、運営側が高難易度レイドなどのコンテンツをチーム単位で攻略することを想定していることの表れでしょう。
ソロプレイヤーには厳しい環境か
これだけのメリットがあるため、いわゆる「野良」や「ぼっち」でプレイを続けるのは、かなり非効率的になる可能性があります。コミュニケーションが苦手な人や、自分のペースで遊びたい人にとっては、チームへの所属が少しハードルに感じられるかもしれません。自分に合ったチームを見つけることが、スターレゾナンスを楽しむ上で非常に重要な要素となります。
天井ありのガチャと課金要素
プレイヤーが最も気にするであろう課金要素についても、ブループロトコルから大きな変更が加えられています。全体的な方向性として、ブループロトコルで批判のあった点を改善しつつ、強さに直結する部分で新たな課金圧が生まれているという印象です。
まず、衣装やマウント(乗り物)を入手できるガチャについては、ポジティブな変更点が多く見られます。
項目 | ブループロトコル | スターレゾナンス |
---|---|---|
天井 | 110回 | 80回 |
内容物 | 衣装やマウントが中心 | 衣装などに加え、時短アイテムや強化素材も含まれる |
このように、天井が低くなった上に、いわゆる「ハズレ」が少なくなるような調整がされています。買い切り型の衣装も用意されており、アバターファッションを楽しみたいプレイヤーにとっては、より遊びやすい環境になったと言えるでしょう。
しかし、前述の通り、バトルイマジンの強化に課金が必要になるなど、キャラクターの強さに直接影響するPay to Win要素が導入されています。無課金・微課金でどこまで遊べるのか、そして最前線のコンテンツに挑戦するにはどれくらいの課金が必要になるのかは、日本版の正式な仕様が発表されるまで注視が必要です。
シーズンパスからマンスリーパスへ
ブループロトコルにあったシーズンパスは、より購入しやすい「マンスリーパス(月額課金)」のような形式に変更されています。継続的にプレイするユーザーにとっては、お得にアイテムを入手できる手段となりそうです。
総評:スターレゾナンスとブループロトコルの違い
ここまで解説してきたように、スターレゾナンスはブループロトコルの世界観やキャラクターの魅力を受け継ぎながらも、ゲームシステムやコンテンツの方向性を大きく変えた「全く別のゲーム」と捉えるのが適切です。最後に、本記事の要点をまとめます。
- スターレゾナンスはブルプロの世界観を継承した新作MMORPG
- 開発エンジンが異なりグラフィックはブルプロより軽量化されている
- キャラクリはブルプロ以上に自由度が高く細かく設定可能
- 厳格なロール制(タンク・ヒーラー・DPS)が導入された
- パーティは5人固定で自由なクラス編成は不可能になった
- 戦闘はアクション性よりギミック攻略を重視する設計に変更
- 高難易度コンテンツでは事前の予習や連携が必須となる
- プラグシステムは廃止され部位ごとに分かれた装備システムになった
- バトルイマジンの強化に課金が必要なPay to Win要素がある
- ブルプロになかったハウジングが初期から実装されている
- 装備や家具を自作できるギャザクラ(生活スキル)が追加された
- チーム(ギルド)への所属メリットが非常に大きく半ば必須級
- 衣装ガチャの天井は80連に引き下げられ遊びやすくなった
- 一方で強さに直結する課金要素が複数存在する
- ブルプロの続編ではなくMMOとして再構築された別作品