RTX2060でゲーム時にPCが落ちる現象の対処方法

2021年11月4日

グラフィックボード(グラボ)のGeforce RTX2060を使って

ゲームをプレイしていた時にPCの画面がブラックアウトしたり

電源が落ちてしまう症状が頻発するようになりました。

 

PCが落ちた該当時刻のWindowsシステムログを確認すると

「レベル:重大 ソース:Kernel-Power イベントID:41」

というログが残されていて、何か問題が発生したことは間違いなかったのですが

原因については一切記載が無い状態でした。

 

その時にある対応を行ったところ実際に症状が改善したため、

筆者が行った対応方法を紹介します。

 

検証環境

筆者が使っているグラボの型番:
MSI GeForce RTX 2060 VENTUS XS 6G OC グラフィックスボード VD6915
 
PCのOS:
Windows10 Pro バージョン21H1
 
プレイ中に落ちたゲームのリスト:
FF14・Fallout76・原神
 
 

筆者が行った対応方法

結論から言えば、MSIからフリーで配布されている「AfterBurner」という
 
グラボをコントロールするアプリケーションを使っただけです。
 
MSI AfterBurner
 
PCへのインストールについては、ダウンロードしたインストーラーの指示に従えば、
 
特に難しいこともなく完了できると思いますので省略します。
 

対応その1:ファンスピードを固定にする

グラボのファンスピードを自動から固定に変更します。

FAN項目の「A」のボタン無効化、「人のマーク」のボタンを有効化してから、

FAN SPEED(%)の目盛りを変更するだけです。

筆者の場合はファンスピード70%固定で設定しています。

 

筆者の環境では確認できていませんが、インターネット上の情報を調べると

ファンスピードを自動にしているとファンが止まるといったケースもあるようです。

ファンスピードを固定にすることによってファンが勝手に止まるケースも防止できるかもしれません。

 

対応その2:コアクロックを下げる

グラボのコアクロックの数値を下げます。
 
CLOCKの項目の「CORE CLOCK」のメモリを変更するだけです。
 
筆者の場合はコアクロック-180で設定しています。
 
 
 

対応その3:PC起動時にAfterBurnerを自動起動する(任意)

PC起動時にAfterBurnerを自動起動して、ファンスピードの固定と

コアクロックを下げる設定を適用させるようにします。

方法は右上のWindowsマークをクリックして有効にするだけです。

厳密にいうとゲームをしない時はAfterBurnerは起動しなくてもよいのですが
 
筆者の場合は都度起動するのが手間なので自動起動を有効にしています。
 

設定を有効化する

最後に下部のチェックマークをクリックして変更した設定を有効化します。

有効化した時点でグラボのファンの音が明らかに変わると思います

 

設定後、PCが落ちることはなくなった

・グラボのファンスピードを固定する
・グラボのコアクロックを下げる
 
この2つの設定をAfterBurnerで行った以後は、
 
ゲーム時でもPC画面がブラックアウトしたりPCが落ちたりすることは一切なくなりました。
 

今回紹介した方法のデメリットとしては、

グラボのファンスピードが固定されるためゲームをしていない時でもファンの音がうるさい点です。
 
しかしゲームプレイ中に突然、PCが落ちる事と比べれば十分我慢できるデメリットかと思います。
 
 
RTX2060でゲームをプレイしていて同じ様な症状に悩まされている方は
 
今回紹介した方法を試してみてはいかがでしょうか。
 

2021年12月16日追記

2021年12月3日にFF14の大型拡張アップデートが実施され、
筆者自身もRTX2060を装備したPCに今回紹介したAfterBurnerをインストールした状態で
夕方から翌朝までブッ続けで遊び続けるという廃プレイを1週間ほど行いましたが、
ゲーム中にPCが落ちることは一切ありませんでした。
 
AfterBurnerを導入する以前では、FF14ではハウジングエリアの家にアクセスしただけで
PCが落ちたこともありましたので、AfterBurnerの効果を身を以て実感しています。

PCゲーム

Posted by hexenschuss