ラズベリーパイ(Raspberry Pi)とは?何ができるの?を説明します

2020年2月11日

「パソコンとかの情報を調べていると、たまにラズベリーパイって単語を目にするけど

 それって何なんだろう?」

「ラズベリーパイって何をするものなの?何ができるの?」

今回はそういったラズベリーパイ(Raspberry Pi)の疑問にお答えします。

 

ラズベリーパイとは

ラズベリーパイとは簡単に言えば安価な超小型コンピュータです。

 

もともとは世界中の子ども達がコンピュータの勉強ができるようにと

イギリスのラズベリー財団によって作られたものです。

 

手のひらに収まるくらいのコンパクトなサイズと

数千円で購入できる手軽さから大人も楽しめるデバイスとして

世界中で累計2,000万台近くが販売されています。

 

ただコンピュータと言っても、市販されているパソコンとは違ってケースに入っておらず、

上記の写真のように基盤がむき出しの状態で販売されています。

 

「そんな物がまともに使えるの?」と疑問に思う人もいるかと思います。

以下は最新バージョンである「ラズベリーパイ4」の性能と価格です。

・クアッドコアのCPU

・最大4GBのメモリ

・ギガビットの有線LANコネクタ

・2.4 GHz and 5.0 GHzの無線LAN、Bluetooth 5.0搭載

・4K出力対応のmicroHDMI搭載

販売価格の相場は\6,800~\7,800ぐらい

いかがでしょうか。最新のコンピュータには及びませんが、一昔前のコンピュータであれば

スペック的には遜色ないのではないかと思います。

 

このスペックを持つコンピュータを7000円~8000円で買えるのは破格であり、

サイズもコンパクトで置き場所を選ばない。

それ故に話題に上がることが多い機器なのです。

 

ラズベリーパイで出来ること

用途は多岐に渡りますが、メディア等で取り上げられる事が多い用途は以下の通りです。

・小、中学校等でのコンピュータ教育に活用

・カメラモジュールを取り付けて監視カメラ

・センサーモジュールを取り付けて水温、臭気センサー

・ロボットに搭載するコンピュータとして活用

・単純にパーソナルコンピュータ(PC)として使用

 

個人的にオススメの用途は自宅サーバ

個人的にオススメの用途としては自宅サーバとして使うことです。

・安価である

・動作音がほとんどせず静音性が高い

・電気代も(それほど)かからない

・RaspbianといったLinuxを無料でインストールできる

以上の事から自宅サーバとして使う事も可能ですし、

「サーバの勉強してみたいけど、毎月お金払ってサーバを借りるのはちょっと…」

という場合にもうってつけの機器だと思います。

 

ラズベリーパイを買えるところ

ここまで説明を読んで「買ってみようかな」と思った場合、

ラズベリーパイは日本国内総代理店であるRSオンラインから購入することができます。

また、Amazonでも購入することができます。

RSオンライン

 

基本的にはRSオンラインの方が安く販売しているので、そちらから買うことをおすすめします。

ただしRSオンラインは日曜祝祭日の発送に対応していないため、

「急いで週末に手に入れたい!」といった場合は、Amazonを活用するといいでしょう。

 

ラズベリーパイを使うために最低限必要なもの

1.ラズベリーパイ本体

2.専用の電源ケーブル

3.MicroSDカード(OSデータのインストール先です)

4.microHDMI-HDMIのケーブル(モニタに接続する時に使用します)

5.USBキーボード(ラズベリーパイを操作する時に使用します)

6.HDMI入力付きのモニター(ラズベリーパイを操作する時に使用します)

7.有線もしくは無線のネットワーク(ネットワークに接続する時に使用します)

ラズベリーパイを使用するために最低限必要なものは以上です。

3~7については既に持っていればそれを流用可能です。

MicroSDカードについてはラズペリーパイで使うと元々のデータは消えますので

既存のMicroSDカードを使う場合は注意しましょう。

 

まとめ

・ラズベリーパイとは価格がリーズナブルな超小型コンピュータ

・教育用や各種センサー、ロボットの一部として使われている

・自宅サーバとしても運用でき、サーバの勉強用にも使える

・国内総代理店であるRSオンライン、もしくはAmazonから購入できる

今回の記事は以上です。

ラズベリーパイ4の初期設定については以下で紹介しています。

ラズベリーパイ4 初期設定のやり方